12月5日(日)、今年度3回目の鳳雛ゼミがNOTO CROSS PORTで開催され、能登高生と地域の方々の計17名が参加しました。
鳳雛ゼミの詳細やこれまでの活動については以下をご覧ください。
第1回「海×海洋ゴミ問題」(2021年9月)
第2回「海×漁業(違法操業)問題」(2021年11月)
今回のテーマは【 海×環境問題 ~地球温暖化と漁業の未来~ 】
地球温暖化については知っていることも多いと思いますが、能登の海に焦点を当てるとどんな影響があるのでしょうか。実は日本近海の海水温の上昇率は世界の平均よりも高く、すでに海の生き物や水産業に変化が起きています。温暖化がさらに進めば能登の海はどうなるのか、状況を変えるために今どんなことができるのか、高校生と地域の大人たちが一緒に考えてみました。
今回のゲストは、金沢大学能登海洋水産センターで教授をされている竹内裕さん。竹内教授には「シーズプッシュ・ニーズプル・バックキャストで考える20年後の能登の海」をテーマに講演していただきました。
※シーズプッシュ(seeds push):持っているスキルを押し出すこと、ニーズプル(needs pull):課題を引き出すこと、バックキャスト(back cast):未来の想定から現在を考えること
「温暖化対策の鍵を握るのは藻…?」「使えば使うほど人と地球に優しい製品って?」などなど興味深いお話に、一同はメモを取りながら真剣に耳を傾けました。
また、金沢大学ではバイオプラスチックの開発プロジェクトが進行中とのこと。ぜひ能登高生にも協力してほしい、とお誘いがありました。今後、金大×能登高のコラボ研究が見られるかもしれません。
次回、今年度最後の鳳雛ゼミは2022年2月13日(日)午後、ノトクロスポートにて開催予定です。テーマは「海×ビジネス」
テーマに興味をお持ちの方も、能登高生や地域の人と一緒に学んでみたい方も、ノトクロスポートを使ってみたい方も、ぜひ一度ご参加ください。
参加申し込みはまちなか鳳雛塾のFacebookからアンケートを送信していただくか、お電話でお願いします。
町のこと、少し先の未来のこと、一緒に考えてみませんか?お待ちしております。