能登高校魅力化プロジェクト

お知らせ

2021年度 第1回 鳳雛ゼミが開催されました

鳳雛ゼミとは、能登高校と能登高校魅力化プロジェクトが協力して2018年度から実施している課外学習の場です。高校生が地域の大人や中学生らと共に学ぶ貴重な機会になっています。 4年目となる今年は能登高校や能登町にとって身近であり重要な「海」を共通テーマとし、全4回実施します。

今年度の鳳雛ゼミの目的は大きく以下の4つです。
~「能登の海」を通して~
・能登町を知る(ふるさと教育)
・就業意識や勤労観を育む(キャリア教育)
・問題解決力や論理的思考力を育む(課題解決力育成)
・異世代との交流、対話(多様性・柔軟性の育成)

普段学校で勉強している「教科学習」からは少し離れますが、どれも生徒の将来に役立つ内容となっています。能登高生が地域の人々と共に学ぶ場で、対話しながら、地域課題に向き合い、解決に向けた一歩を考えます。

まずは自己紹介と共に当日の気分を表現。和やかな雰囲気でスタートしました。

2021年(令和3年) 9月25日に開かれた第1回鳳雛ゼミの議題は

【 海×海洋ゴミ問題 ~30年後、魚よりゴミが多くなるってホント?~

世界中の海で深刻な問題となっている海のゴミ。残念ながら能登も例外ではなく、美しい海岸にはたくさんのゴミが落ちています。テーマに強い関心を持つ意欲的な能登高生7名と地域の方々9名がコンセールのとに集まりました。それぞれ海洋ゴミに関する資料を読み込み意見交換するなどして理解を深めました。

珠洲で海岸清掃活動(Suzu Beach Clean)を主宰されている 竹下あづさ さんをゲストに迎え、能登の海にあるゴミの現状、竹下さんらの活動、ゴミを使ったアートのことまで様々なお話をお伺いしました。能登の海や人の魅力を真っ直ぐ語る竹下さん、メモを取りながら熱心に耳を傾ける一同。予定時刻を過ぎても参加者からの質問は止みませんでした。

「微力でも無力じゃない」竹下さんからのメッセージ

また、海岸でのゴミのポイ捨てを減らすために、ゴミを捨てる人の外見や性格まで想像(ペルソナ分析)して解決策を考えるワークも行いました。それぞれのグループで個性的なキャラクターが生み出され、議論は大盛り上がり。

今年度1回目の鳳雛ゼミは年齢も立場も様々なメンバーにお集まり頂きましたが、お互いに気兼ねなくコミュニケーションをとり、楽しく学ぶことができたようです。参加者からは、「また参加したい」「次回はもっとこうしたい」という前向きな感想が聞こえてきました。

次回の鳳雛ゼミは11月6日(土)【 海 × 漁業問題 】のテーマで開催します。今回参加してくださった皆さんも、テーマに興味をお持ちの皆さんも、どなたでもご参加いただけます。能登高生や地域の方々と一緒に学んでみませんか?ぜひ、お待ちしております。