能登高校魅力化プロジェクト

お知らせ

2026.04/14

能登高生が防災とまちづくりを学ぶため、クラウドファンディングで資金を集めて関西へ!Part2

3日目 大阪府立豊中高校能勢分校

大阪府立豊中高校能勢分校では、現地の生徒や地域の方々と交流しながら、まちの魅力や課題、理想の地域の姿について意見を交わしました。

話し合いの中で見えてきたのは、大人と高校生では、理想とするまちのイメージが少し違うということです。
大人は交通や福祉、暮らしやすさなど、生活基盤に関わる部分を重視する一方で、高校生は娯楽や集まれる場所、写真を撮りたくなるような場所など、日常の楽しさや居場所を求めていました。

ただ、その違いは対立ではなく、それぞれの立場から地域を見ているからこその違いでもあります。
交流を通して生徒たちは、「どちらが正しいか」ではなく、異なる視点を持ち寄りながら、一緒に地域を考えることが大切なのだと感じていました。

また、能勢の人たちの距離の近さや、大人と若者の壁の低さも印象に残ったようです。
大人が一方的に教えるのではなく、若者を一人の主体として見て、自然に対話している様子は、生徒たちにとって新鮮でした。

「誰かがつくる」ではなく、「みんなでつくる」

この日の学びで特に大きかったのは、地域づくりは一部の人だけが担うものではなく、みんなで関わっていくものだという感覚でした。

現地で話を聞く中で生徒たちは、
「一人でできることには限界がある」
「苦手なことは、得意な人とつながれば補える」
「最初から完璧でなくても、関わる人が増えることで地域は動いていく」
といったことを感じ取っていました。

また、「自分がいなかったらできなかった」と一人ひとりが思えるような関わり方が、持続可能な地域づくりにつながるのではないか、という考えにも触れました。
それは、防災にも通じる視点です。
一部の人だけが頑張るのではなく、地域の人それぞれが少しずつ関わり、意識を持つことで強い地域がつくられていく。そんなイメージが、生徒たちの中に少しずつ形になっていきました。

防災とまちづくりはつながっている

今回のツアーは「防災」をテーマに始まりましたが、3日目の学びを通して、生徒たちは防災とまちづくりが深くつながっていることにも気づいていきました。

災害が起きた時に支え合える関係があること。
若者も大人も地域に関わっていること。
暮らしやすい場所、集まりやすい場所、動きやすい交通があること。
そうした普段の地域のあり方そのものが、防災力にもつながっていくのではないか。

そう考えると、防災は特別な活動ではなく、地域の未来を考えることそのものでもあります。
生徒たちは、能登のこれからを考えるうえで、「防災」と「地域づくり」を切り離さずに考えていく必要があると感じていました。

能登に持ち帰りたいこと

3日間の学びを通して、生徒たちの中には、能登に持ち帰りたい視点がいくつも生まれていました。

たとえば、

  • 防災をもっと身近に学べる機会を増やすこと
  • 若い人が関われる活動や場をつくること
  • 大人と若者がもっと自然に話せる地域にしていくこと
  • 自分の経験を外部に伝えていくこと
  • 「やらされる防災」ではなく、「自分たちでつくる防災」にしていくこと

こうした思いは、単なる感想ではなく、これからの行動につながる種になっているように感じられます。

Part2の終わりに

関西ツアー3日目の能勢分校での学びは、
防災をきっかけに、地域そのものをどうつくっていくかを考える時間になりました。

能登で被災した経験を持つ高校生たちが、外の地域を見て、語り、学び、考える。
その中で見えてきたのは、「防災」も「まちづくり」も、誰か一人が担うものではなく、みんなで少しずつ関わりながらつくっていくものだということです。

最後に、今回のツアー実施にあたり、ご協力いただいた「人と防災未来センター」様、「箕面自由学園高等学校」様、「兵庫県立舞子高等学校」様、「大阪府立豊中高等学校 能勢分校」様、そしてクラウドファンディングでご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました!

関西から多くの学びを持ち帰ってきた生徒達が、今後能登町の防災やまちづくりにどのように関わっていくのか。
ぜひご注目ください!