能登高校生、震災ボランティアで地域に貢献
2024年度、能登高校の生徒たちは地域の震災復興を支えるべく、多くのボランティア活動に取り組みました。被災地での清掃活動や家財の搬出、子どもたちの遊び相手、イベントの運営サポートなど、さまざまな場面で地域に貢献しました。
継続的な支援活動
震災直後から、多くの生徒が積極的にボランティアに参加し続けています。特に地域みらい留学生の高校2年生たちは、金沢でのチャリティーサッカーイベントのサポート(4月20日)や、柳田植物公園での子どもたちの遊び相手(4月28日・5月5日)など、地域の復興に向けたさまざまな活動を行いました。
また、災害ボランティアとして、鵜川(5月3日)、宇出津山分(6月1日)、柳田(10月19日・20日)など、県内各地で家財の搬出や泥出し作業に取り組みました。さらに、富山県立氷見高校との合同ボランティア(11月17日)では、県境を越えた支援活動にも参加しました。



文化・交流活動を通じた支援
被災地の支援は力仕事だけではありません。珠洲市飯田や宇出津での落語会運営(2月24日)や、柳田公民館での料理教室(11月16日)など、住民との交流を大切にした活動でも能登高生がボランティアとして参加しました。また、7月には東京ドルトン学園との交流プロジェクトでは、輪島塗の洗浄(7月24日)や土塀作り、お茶会での傾聴ボランティア(7月25日)にも参加しました。


部活動単位での取り組み
部活動に所属する生徒たちも、ボランティア活動に積極的に関わりました。テニス部や野球部は泥出し作業を行い、地域の復旧作業に貢献。9月には有志の生徒たちが宇出津での災害ボランティア(9月28日・29日)にも参加し、協力しながら作業に励みました。やなぎだ植物公園で行われた「DAGASHIで世界を笑顔にする会」主催の「だがしの日イベントin能登」(3月2日)には家庭部・JRC部・吹奏楽部・書道部が参加しました。なかでも書道部は今までで最も大きな用紙を使用した作品を書き上げました。
未来へつなぐ支援の輪
能登高校の生徒たちの活動は、一時的な支援にとどまらず、継続的な取り組みとして広がりを見せています。公民館でのサロン活動のサポート(1月25日・26日)など、被災地の住民とのつながりを大切にした支援活動も増えています。
彼らの行動力と地域への想いが、復興の大きな力となっています。今後も能登高校の生徒たちの活躍に期待してください。
