能登高校魅力化プロジェクト

お知らせ

2022.11/02

のと里山里海×高校生 みらいの仕事プロジェクト2022

NPO法人能登里山里海マイスターネットワークが企画運営を行う「みらいの仕事プロジェクト」は、能登地域で学ぶ高校生が、この地に暮らし働く人たちと出会い、体験し、学ぶプログラムです。

プロジェクトの一環として、能登高生が町内の民宿で発酵文化を学びました。

10月24日(月)、 能登高校地域産業科3年生の24名が向かったのは、能登町矢波にある「能登イタリアンと発酵食の宿 ふらっと」。美しい自然に包まれた場所で、発酵食品をはじめとした能登の食材をふんだんに使ったお料理が楽しめるこちらの宿には、国内外から多くの観光客が訪れています。

宿を営むベンさんと智香子さんから能登の発酵食文化についての説明を伺いながら、ベンさんの作った「いしる」「こんかいわし」「ひねずし」「かいべ」を試食させていただきました。

生徒たちは能登で暮らしながらも、日常で発酵食に触れる機会は意外と少なく、今回いただいた食材を初めて食べたという声も多くあがりました。

さらに、いしりとイカ墨を使ったパスタもふるまっていただき生徒たちは大満足。写真を撮ったり、料理の感想を伝え合ったりしながら楽しく発酵食を学ぶことができました。そのあとは、ベンさんと智香子さんに直接質問をして、発酵食の魅力や課題、能登での仕事などについて考えました。

能登に古くから伝わる発酵食は世界に誇ることができる大切な文化のひとつです。日常的に食卓に上がったり、自分たちで作ったり、という家庭は減ってきているのが現状ですが、地域のこれからを担う高校生にまずは知ってもらい味わってもらうことができたのは文化を残していくための一歩だと思います。

ふらっとのみなさま、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!